お正月で何が素晴らしいかって、それはおしごとが早く終わることに尽きるじゃ有りませんか、な日でありました。

初売りです。
わたくしのお正月休みは、1日のみで終わりました。良いのです楽しかったです。ふう。

朝8時過ぎ、お店の従業員入り口のドアを開け食堂に入ると、そこでは小宴会が開かれていました。テーブルには缶ビールやおつまみが広げられ、その回りを顔を赤くした人々が囲んでいるのです。
「あ、朝から?」とわたくしが驚きおののくと、「毎年恒例だよー」と酔うて居られる先輩社員の声。
社会人になるって、大人になるって、こういうことなのかも知れません。
画してわたくしは、朝もはよからビールを口にし、その後酔い覚ましに缶カフェオレを胃に入れて(コップ一杯如きで酔うようなわたくしでは有りませんけれど)、おしごとに励むこととなったのでした。

しかし、朝からお客様は多くご来店下さいますことで、パイプで無い、普通のマットレスの乗ったベッドのお持ち帰りが相次いで2件も有ったり、広告分ソファのお持ち帰りが有ったり(軽トラック所有率の高さを物語るエピソードです)、何かとバタバタする初売りの朝でありました。
お正月くらい、家でのんびりなさっては如何ですか?と少しだけ問い掛けたくなる忙しさを誇りました。いやホントに、お正月からベッドを買っている場合では有りませんて。

今年の目標をのんびりと考える間もなく1日が過ぎてしまいました。別に考えようとも思って居りませなんだが。

閑話休題。

「風とともに去りぬ」読了。続いて他人の書いた続編「スカーレット」を読み始めよう、と思うも、何故か1巻が見当たらずして、停止したままであります。

スカーレットは話の終末で、自分はレットに愛されていたことを知り、また自分はレットを愛していたことを確認します。彼の表面的な冷酷さの奥に、ひっそりと隠されていた多大なる愛。想像もつかないほどの大きくて暖かい愛情に気付いたときには、既に時は遅かったのです。
レットは彼女の元を去ると発言し、そしてそれが本当にならない筈は無いと彼女は感じ取ります。彼女は深く暗い絶望の渦の中、再び彼の愛を勝ち取り這い上がっていくことを決意します。

スカーレットは強くて美しいです。
わたくしは弱くて醜いと思います。

わたくしは愛されていたのだろうか?
酷く罵られていた日々は、実際愛の言葉を綴る日々だったのだろうか?
それすらわたくしにはわからないのです。何もかも終わってしまった今になっても。

愛されている、愛されていたという事実があると、人を強くしてくれるかもしれませんが、実際わたくしにはもう、そんなものは必要有りません。

もう辛くないのです。


今日の売上げ4万5千円、初売りの癖に大したことなく少しガッカリ。明日からまた、頑張りましょう。

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