楽に見える?

2001年2月7日
職業に卑餞無し、と思われる此の頃であります。

家具屋さんの娘さんは、午後7時を過ぎた頃最も暇な時間を迎えます。
此れは、平日ともなると更にその度合いを深めるものです。更に天気が雨などになれば、益々更に恐ろしいまでの退屈度を付加して来ます。
それでも、お客様を取り逃がすことの無いよう、カウンターから見て奥になる後方をキープ!と頑張っていたのですが。

「良いねえ〜、このコーナーは楽でねえ〜」
と、お客様。

確かに、お客様には楽に見えるでしょう。確かに、何をするでもなく突っ立っているわたくしを見ただけでは、そんなもので給料貰って良いご身分だと思いたくもなるのでしょう。

しかしながらです、言わせていただきますとですね。

わたくしベッドを組み立てた後なんだよ。
あの馬鹿でかいベッドを組み立てた後なんだよおおおおおおおぅ!
腕は筋肉痛で重く、息は少し荒らいで苦しい。実際に組み立てたのは上司である店長代理なのですけれど、その作業から生じた、この身よりも大きなダンボールや発泡スチロールやビニール袋を片付けるのはわたくし。ダブルサイズのマットレスのビニール袋を引っぺがすのもわたくし。それらを廃棄場に持って行くのもわたくし。
少しくらいは、安穏の時間を下さっても構わないのでは…(それは冗談)。

実際お客様を待つ時間と言うのは、楽に見えて苦しく辛い時間です。
何気なく陳列整理をと思いましても、箪笥や食器棚を陳列整理する程のスタミナを持ち合わせてはおりません。
かといって寛いでダラリダラリとしていれば、上司に遊んでいると思われてしまいます。
お客様よ、どうぞいらして下さいませよ、と一生懸命念じながら重い重い瞼を必死で支えるわたくしなのでありました。

今日の売上げはゼロ、やっぱり前半戦は調子が出ません…。

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