今日の日記

2001年2月14日
人の転勤を悲しむ暇が有るのか、な此の頃です。

人生において出会いと別れが有るのは致し方ないことでは有りますけれど、折角仲良く成れた人と離れ離れになってしまうのは、とっても悲しいことです。
我が家具屋さん(家具部)では社員が4人。色々とお世話になっていますし、わたくし以外の誰かが一人でも居なくなれば、家具屋さんは成り立つまいと思われます。
初めは自分の身の置き所がわからなくて、なかなか馴染めずに居たわたくしも、今や立派な家具屋さんの娘として日々頑張っています。それは、彼らが居て下さるからで在りまして、もしそうでなければ、わたくしなどはとうの昔にさっさと挫折をしていたことだろうと思われるのです。

そんな彼ら、最近転勤の気配が感じられるとのこと。

店長の上に居られる部長が店廻りに来られるたび、
「転勤する?」
と冗談交じり(?)に呟いて去って行かれるというのを、ここの所何度も経験しているとのことで。
此れはひょっとすると、唐突に転勤を言い渡すには忍びないと考えた部長が、少しでもショックを和らげてやろうと、余計な、嗚呼全く余計な考慮を施して居られるつもりでの発言やも知れぬのです。
誰かが何処かに行ってしまうのは、わたくしにとって多大なるダメージであります。

以前、家具屋さんの娘と成る以前は、家具部では無いところでおしごとをしていたわたくしなのですが、其処でもやっと馴染んできたかしらというところで先輩社員の転勤を言い渡された、という切ない思い出を持つわたくし。
行かないで下さいと何度と無く訴えてみましたが、会社とは、世間とは他愛無いわたくしの訴えなどを叶えるほどに甘いものでも無く、彼は静かに去ってゆきました。

出会いと別れを繰り返すのは世の常です、とわかっていても、わたくしは其れを悲しみますし、そして乗り越えてゆくしかないと毎度の様に思うのでしょう。
今の状態に特に不満を持たず、現状に満足する傾向の強いわたくしには、色々な変化をつけて迫り来る現実に耐えてゆくのに、精一杯なのかもしれません。

さておき、明日は呑みに誘われるようにしなくてはなりませんわ。頑張りましょう。

今日の売上げゼロ、細々と売り場を整え整え、明日の売上につなげて行く努力を惜しまずに頑張りましょう。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索