持ってくなよ買ってに

ご立腹中、な此の頃です。

わたくしはカウンターで萬年竹を育てています。一本400円で30?程の長さで、3人兄弟です。
萬年竹はミリオンバンブーとも呼ばれ（そのまま）、非常に縁起が良いと言われているので、商売繁盛を祈念して飾ることに致しました。
随分すくすくと育ってしまい、最初のか弱さを微塵も感じさせなくなった此の頃。

しかし、今日何気無く彼らを眺めると、一番小さな弟分が居なくなっているでは在りませんか！

最初はお店の誰かが何処かに持っていったのかしらと思ったのですが、其れなら其れでわたくしに一言断ると言うものでしょうし、第一置くところなどかなり限られています。
此れは、盗人によるものに違い在りません。

販売員さんに事情聴取すると、ありました怪しい出来事が。
40くらいのおば様で、お会計時に最初は18円を値切ることをトライしていたようです。此方としても18円なら、まあ良いかしらと承諾するも、其れから800円だー4千円だーと値切り交渉を続けようとするので、いい加減ウンザリしてくるというものだったようです（因みにお買い上げ金額は2万円に満たなかったらしい…）。
あーじゃこーじゃのたまった挙句にカウンターの隅の萬年竹に目を付け、

「これちょうだい」

とのたまったようです。
ここで注意したいのは、このお言葉が
「こちら、おいくらかしら」
の意味ではなく、飽くまでも
「これ（タダで）ちょうだい」
の意味であると言うこと、此れです。

一体何を考えているのか本当にわかりません。

こう言う方は、公共施設のものなどの扱いも酷いであろうと予測されますけど、一応、店は公共施設でも何でも御座いませんし、其れに此れは私物…。
しかしながら、結構多く在るようです、このような事例などと言うものは。
家具屋さんでは多くディスプレイ用にお皿や造花、CDケースなどを並べていたりするのですが、それらのものがいつの間にやら無くなっていた等ということは、そう珍しくもない話のようです。
まあ、万引きが世に蔓延している訳ですから、商品で無いものを盗る事だってそう罪悪感も無くやってしまわれるのやも知れません。

しかし、ヒト様のものを平気な顔をして持って行くなんて、その理由がただただ「欲しいから」であるなんて、わたくしにはどうにも信じられません。
欲しいなら、買って下さい。手に入れる努力を、一生懸命にして下さい。本当にわたくしには、わかりません。

こんなところにぶつけても致し方の無いお話ですけれどもね。

今日の売上げ30万ちょい、伝票数8枚。なかなかの出だし、明日は日曜日なれば更なる売上げを目指して頑張りましょう。