今日はお客様に猛烈に怒られました。

お客様組み立てのパソコンデスクの、部品が入っていなかったという電話を受けたのは6時半頃でありました。
本当のところはメーカーさん側の不手際ではあるのですが、勿論わたくしたちは自分の手落ちかのように謝罪を述べます。そういうことは当たり前のことです。
続いて商品名をお聞きし、よろしければ部品のほうを準備しておいてご来店されることをお願いします。お年寄りで足が悪い、行く暇が無い等、都合が悪いようであれば、こちらからお届けにあがることもあります。

お客様は猛烈に怒っておいででした。
「うるせぇ、商品は今日配達したんだからわからねえわけがねえだろうが」
「電話番号もわからねえ筈がねえだろうがッ」
どうやらお客様のご都合とご機嫌は著しく悪いご様子、早急にお調べしてお届けに上がります、障らぬ神にたたりなしというところです。
5分と経たない内に電話がまた鳴るのでした。
今度はお客様、何をおっしゃっているのか良くわかりません。電話口で激しくこちらを罵っていることだけがわかります。
「今お調べしているところなんですよ。早急にそちらへお伺い致しますから」
「うるせえ今直ぐに来るって言ったじゃねえか俺はイライラしてんだよおめえそんなことを言って逃げる気なんだろうがおらァ(というようなことを恐らくおっしゃったと思われます)」
逃げません。大変申し訳無いですが、逃げません。
「俺は今滅茶苦茶むしゃくしゃしてんだよてめェ何て名前か言ってみろコラこういうことがあったらてめぇもイライラしてくんだろうがよオラ言ってみろ(と、いうように聞こえるけれど実際はどうだかわかりません)」
どうもこう言っては何ですが、精神に異常をきたされておいでのお方のようです。アルコールも摂取していらっしゃるやもしれません。

わたくしには厭な思い出があります。
アルコールが入る入らないに関わらず、人に激しく罵られ続けた思い出があります。きたない言葉で、何が何だかわからないまま、不条理なことまで責められ続けたことがあります。
随分慣れたと思います。こういうときは、じっと耐えていれば良いんです。
そういう日々も過ぎ去って、今は平穏な暮らしに戻って楽しく暮らしていたのですが、今日の電話を受けた後は暫く、どうしていいかわからなくなりました。
厭です厭です、やっぱりあの頃に戻るのは厭です。

わたくしの暗い過去はさておき、お客様というのはどうしてあんなにも態度の大きい方がいらっしゃるのでしょうか。
店で働く販売員は、人では無いのでしょうか?
時々、お尋ねしたくなるときもあります。
勿論、わたくしどもに間違い無く否があるときもあります。しかしながら確実に否が無いときだって、わたくし達はまさに平謝りまで致します。

何と言いますか、世の中本当に色々な方がいらっしゃるものですよ。
わかっているのですけれどね、ただ、人に言いたいだけだということも。人に激しくきたない言葉をぶつけたいだけだということも、わたくしにはわかっているのです。

本日の売上げ3~4万。しかしながら家具の売上げばかりではないので、明日からは更なる頑張りを期待致しましょう。

明日はきっと素晴らしいことがありますように。
今日はおしごとはお休み。

洗濯をしてからランチ後だらだらと昼寝をし、こんなことではいけないわと外出することにしました。
かと言って別段何処に行くというわけでもないので、以前から行ってみたかったペットショップに行くことにしました。

わたくしのペットはジャンガリアンハムスターのメスで、名前はハミちゃんであります(安直)。
会社の先輩の友人というつてで貰ってきました。ですから、ペットショップで購入したわけではないので、今回初めてペットショップに行くことにしたのでした。

デパートの隅っこにあるペットショップなら覗いたことがあるものの、生粋のペットショップに立ち入るのは今回が初めてです。さあ一体どんなものかと楽しみにしておりました。
立ち入ると同時にわんわんきゃんきゃんと大変な鳴き声が響き渡ります。大きなダルメシアンがわたしを眺めていました。どうやらここは犬等の大型ペットばかりのようで、「小動物は隣です」という張り紙がしてありました。
隣の建物に入っても、犬たちの雄叫びは響き渡ります。

結論から言うと割とまずい部類のペットショップだったように思います。もう随分薄暗くなって冷え込み出した夕方に出向いたのですが、入り口近くにハムスターの陳列がしてあって、とても寒そうで可哀相としか言いようがありません。ちびハムたちが一生懸命隅っこに固まり、一番暖かいところへ向かっておしくらまんじゅうをしていました。
餌を見てみると脂肪分の高いひまわりのタネばかり与えているようですし、覗きこまずともハムの尿臭がただよい、掃除も十分に行き届いてない感じです。
うーん、ここでは絶対に買わないほうが良いんだろうな、というペットショップの見本みたいなお店でした。店員はぺらぺらお喋りするばかりでおしごとをしている様子もありません。

結局、欲しかったハムのおもちゃの品揃えも無く、何も買わずにそこを後にしました。
他所にペットショップって何処にあるのだろうか?などと思いながら。生憎良くわからないのです。
まあ、普段の餌くらいならば、勤め先に売っていますので心配は要らないのですが(殆ど何でも屋さんなのである)。でもおもちゃの品揃えはあんまり…。

しかし初めてのフルボーナスが出たというのに、真っ先に買おうと思い立つのがハムのおもちゃだとは、少し哀しいような、いいやわたくしらしいと言うか。

明日から魔の6連勤、ちょっと更新が滞ることもあるやもしれませんが、頑張りましょう。

P.S. イロウルさん、お気に入り登録ありがとうございました。
今日はクリーム色をしたふわふわのソファを買っていただきました。牛本革。

お客様はおっしゃいました、「このソファどこの?」
いわんとすることはどこの国で作られたものか、ということです。
最近売り場では、国産品やイタリアブランド物、アメリカのビッグサイズでふかふかのものをお勧めしましょうということで、その表示を始めたのですが、マレーシア等のアジア製品についてはその表示をしないでおくことにしています。
安かろう悪かろうを隠すわけではなく、勿論お値段分の質はクリアしていますから問題はないのですが、お勧めしたいのはやはり文句なく素晴らしいものであるわけで、無理に表示することもなかろうということです。
やっぱりソファだって国産のものが細かい縫製もきれいだし、質も良いものです。したがってお値段のほうもつり上がるわけですが、質が良ければお値段が良いのも当たり前と言うもの。

さて、問題の白いソファ、どこの製品なのかがわたくしにはわかりませんでした。最近入ってきたばかりの広告商品であるため、表示対象外でしたし、正直あまり好きではなく、気に留めていなかったのであります。
一瞬、国産品ですよと言ってしまおうかという気にもなりました。
実際縫い目もきれいに施されておりましたし、国産品かどうか、それがお客様にわかることでもありません。担当者に聞きにいこうにも、休憩中で生憎不在、全ての決定はわたくしに委ねられておりました。
一瞬悩み、しかしメーカー様に電話をかけることに決めました。

こんな接客業だと、物は言いようだろうと思うことが多々あります。
実際にわたくしが全く気に入ってはいない商品でも(寧ろ嫌いだと思っていても)、さもお気に入りであるかのようにお勧めしていきます。これはもう、仕事である以上どうしようもないことです。いかに盛り上げていくかにかかっています。
ソファはタイランド製でした(国産品と言ってしまわなくて良かった…)。しかしながら質としてはなかなかのもの、詰め物もふんわりとしてへたりにくいものを使用しているようで、お勧めポイントであると言えます。お値段も手頃、何とかお買い上げいただきました。

本当は、自分の好きな商品だけ売っていければどんなに楽しいだろうと思うこともあります。しかしながらそんなこともある筈もなく。

今日の売上げ12万弱。月曜日にしてはハイスコアかと。明日はお休み、頑張りましょう。
すごくフレンドリーなわたくしのお店、師走に入ってお坊も走る頃、何故だか従業員みんなで赤いハッピの着用が義務付けられます。

家具販売員って、びしっとスーツをセンス良く着こなし、手には何やら書類をまとめたファイルなんかを持ち、落ち着いた物腰と理知的な眼差しで貴方の素敵なライフスタイルをバックアップ…てな感じがいたしませんか。
若しくは威厳ある中年男性、何処を見ているのか良く判らない目つきと何だか嘘臭い物言いで、半分騙されたような躍らされたような気分のまま高額商品がいつのまにだかお手元に、そんなイメージがございませんか(無いか?)。

わたくしのようなへっぽこ販売員は、せめて格好くらいは綺麗にまとめて爽やかでひた向きな人間を演じておきたい、そんなお年頃であったりするのです。それなりに、それなりに演じてきたつもりであります。
だのになのに、赤ハッピは少々辛いものが無いとはとても言い切れません。清潔感からは程遠し。

まあ、フレンドリーさではぴか一、何処にも負けようも無いかと。別に若い女性向きなコンランショップなわけでもないですし、仕方が無いのかも。
ええ、致しますとも、赤ハッピで接客、致しますとも。

赤ハッピなわたくしの今日の売上げ、約26万。まずまず、これからの更なる飛躍が望まれます。
今後の目標としては、
?接客人数トップを目指す。
?客単価の引き上げに努める。
?大口のお客様にもトライ。

明日も頑張りましょう。
今日はおしごとは休みでした。

朝起きて、だらだらと読書などを嗜みます。久しぶりに紐解いたのは「風とともに去りぬ」、わたくしの永遠の愛読書の中のひとつであります。何度読み返してもスカーレット・オハラは色褪せないなあと思うのでした。

ひとめ見て気に入ったふたり掛けのフロアーチェアでゆったりしながら炬燵で暖を取ります。このフロアーチェア、素材はベージュのフリースでボアの縁取り、ベージュの革のブーツを思わせるこの可愛さ。少し大きめなのでワンルームに住むわたし、購入にはかなり考え込んでの決断を要したのですが、お揃いのクッションも付いて今ではかなりのお気に入りです。
定番商品ではないので、こういう出会いってかなり有り難いかと。職権ってやつです。

夕方になっておしごと場に出かけます。インテリアも取り扱いがあるので、今日はカーテンを見ようかと。今まで丈の短いカーテンで我慢をしておりましたものの、流石にここのところの寒さでジャストサイズの購入を考え始めたのです。
生憎ながら今日の購入は出来ずじまいでした。わたくしの住むアパートの掃き出し窓の寸法がやや大きめで、取り寄せになる可能性が高いようです。それでもジャストとは言い難いのだけれど。
どうして住宅の寸法を規格化しないのだろうかと不思議な気持ちがします。

しかし、何色のカーテンにしようか、本当に悩みます。ピンクかベージュ、グリーンも素敵です。困ってしまいます。ふう。

今までなかなか売れなかった箪笥が売れたとの報告。嬉しい限りであります。もう二度と、あの子を陳列することは無いでしょう…未来永劫絶対に。

以前より、おしごと日記を書かねばとは思っていましたのです。自分の成長を記していかねばと言う気はしていたのです。漸くおしごとに専念できはじめた今日此の頃、この日記をはじめたく思うのであります。

今年の四月、大学を卒業致してひとまず就職を果たしたものの、まさかわたくし家具販売員になろうなどとは当初思ってもみなかったことでした。インテリア雑誌などを眺めるようなことはあっても自らの部屋を飾り立てるようなこともあらずして、どちらかと言えば生活自体に無頓着であるこのわたくし、果たして家具などを人様にお勧めしお買い上げ頂くようなこの職務が勤まるものかと、本当に不安が多くつのる毎日であったのです。

そんなわたくしも今では漸く慣れてきたように思われます。当初はおっかなびっくりお客様にあたっていたものですが、今や笑顔を絶やさずして心の中で「コイツ好かんです」「コイツもう知らんです」等と呪いの言葉を呟けるようにもなりましたのです。世の中、いろんな方がおられます。多くの人にあたる販売員とて、人の好き嫌いはどうしても有るものです。良い方も山ほどいらっしゃれば厭な方もてんこもりいらっしゃるものです。
わたくしが社会人となりまして強く思ったこと、それは「敵は会社内に居るのではない、売り場に居るのだ」ということなのであります。そんな思いを綴っていくようないかないような、日々成長日記を目指したく思っております。

無論家具販売テク、家具知識や趣味の紅茶、愛するペットハミィ弐号についても触れていこうかと。

日々成長する家具販売員は、かく語るのです。

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