悲しみを吐く日記

2001年1月10日
ビールで上機嫌な今現在です。

真夜中に一度だけ鳴った電話が気に掛かったりするんです。

深夜の3時だとか4時だとか、掛かってくるのはいつもそんな時間ばかりで。

必ずしたたかに酔っ払って居て、口調は乱れていて前後不覚といった感じ。

何の用なのか聞くと、
電話をかけるのは俺の勝手でしょ、
そう言うのです。

そうか?
と思いながら適当に会話を合わせるのです。

わたくしはもう傷つきたくありません。

決してマゾヒズムの気も持ち合わせて居りません。

だから、わたくしから電話をすることは有りません。

生涯、毎度の如く思い出せば良いのです。

気分が良くなる度に、思い出して死んでいきたいのです。

明日もお休みでありますれば、ぐうたらします。

今日の日記

2001年1月9日
「今世紀最大の怒りモード」とか、「今世紀最大の喜びィング」といった言いまわしが言えなくなってしまったなあ(何故なら嘘になりがちだから)と考える今日此の頃です。

「今世紀最大の部屋の汚さ」は本当であって欲しいものですけれど。今現在。

もっともっともっともっともっと、さっぱりと生きていきたいです。

わたくしの夢がひとつ叶うとしたら、何が良いだろうと考えました。

色々考えました。お洋服が山ほど欲しい、美味しいものをたらふく食べたい、かわいい車に大きなウーファー載せてみたい、転職したい(かも)、しかしながらどれも、自分で叶えられそうな夢ばかりです。
誰かに叶えてもらえるとしたら、自分の力では叶えられない夢を叶えてもらうのが合理的というものでしょう。

そこで結論が出ました。
お嫁さまが欲しいです。

お嫁さまですお嫁さま。仕事を終えて疲れた体で自分の住むアパートを見上げると電気が点いている。ドアを開けると漂う夕食の素晴らしい匂い。エプロン姿で束ねた髪の良く似合う、美しいお嫁さま。嗚呼お嫁さまが欲しいよ!
お嫁さまの中でも上等な、女性のねちっこさを持たずして爽やかに気持ちの良いお嫁さまがわたくしの夢であります。自分が成るのではなくて、ですが。
これならば一生無理な夢ですから、どうぞどなたか叶えてやって下さいませんか。大切にします。

基本的に、誰かと生活を共に営む能力の欠けるわたくしですが、他人の感情のビッグウェーブを上手にサーフ出来る方なんて実際、何処にも居ないのかもわかりません。
結局はお互いの努力に尽きるのでしょうけれど、わたくしは暫くの間そんな努力について考えるのを止すことにしているのです。

夢のようなお嫁さま獲得大作戦すらも、練ることが出来ないわたくしは今日も頑張りますでしょう。

今思い出したのですが、今日の発注をするのを忘れた…どうしようどうしようどうしようったら(激しい困惑ぶりは今世紀最大に近いがそうではないであろう)

気も漫ろに明日も頑張ることにしようにも、明日はお休みであります、休みましょう。
もち3個が夕食、流石に食べ飽きるというものです。

不思議質問を受けることが多々有ります。

「あのう」
「はいっ、いらっしゃいませ」
爽やかを常に演じるわたくしの返事が店内に響き渡ります。
「このパソコンテーブルなんですけど」
「はい?」
「パソコンのモニターは、乗りますか?」

(ええ〜っと、わたしあなたの家に行った事が有る訳でも無いし、あなたの持っているパソコンを知る訳でも無いし、モニターが液晶なのかどうか、インチ数すらもわからないんだ…けどな。)
わたくしの脳裏は通常モードでくだけた物言いの言葉が駆け回ります。
もしかすると、強度のことかも知れません、と思いましてお聞きしたのですけれど、どうやらスペースのことを聞きなさっておられるご様子です。

単純に家具を選ぶならば、大きささえ合ったものを探すのが一番手っ取り早い方法なのですが、その大きさをお客様にお決めいただかなくてはこちらとしては何とも致しかねるものです。
こういったこと、結構多かったりするのですよ。
「普通、これってどのくらいの大きさかしら?」
メーカーによって違いますので、何とも言いかねることの何とまあ多いこと。特別に決められたもので無い限り、"普通"サイズなどというものをこちらで確定することは難しいのです(例えばビデオテープであるとか、CDケースならば大きさは決まっていますけれど、先のパソコンやテレビ等はメーカーによってまちまちですよね)。

もうちょっと凄いのは、開口一番
「わたしが前に来た時に買った回転イスはどれかしら?緑色だったわ」
面識があるかのような会話ですけれど、申し訳無いですがわたくし、お客様とは初対面でありますから…。緑色の回転イスは、沢山ございますから…。
独り言でらっしゃるかと思えばそうでなく、恐ろしくご自分本意でお話を進めていかれる方、結構多かったり致します。

心の中では正直なところ、

「知らんがな(ちょっと怒)」

と思うものですが、勿論そんなことを表面には億尾にも出しません、何故なら接客魂がそうさせるからです。親切仮面を寸分の空きなく被り続けるわたくし、基本は笑顔で今日も邁進致します。

結局先のパソコンテーブルのお客様には、わたくしのお気に入りのものをお買い上げいただきました。(実はそのうちわたくしの友人用に、買い求める予定)

今日も明日も演じつづけます。
生きていくってこういうことだと思います。

今日の売上げ5万弱、祭日にしてはお粗末な有様、何はともあれ学習机により力を注いでいきたいと考えるわたくしであります、頑張りましょう。
昨日は何故か書きこみが出来ませんでした。

今日は販売員さんとお話をしていて、家具価格の地域性について語りました。

どうやら、関東地区においては、家具なるものは、とっても高価なもので、フレンドリーな価格で易々とお求めになるようなものでは無いのだそうですね。
西日本に住むわたくしにとっては、我が店の様な気軽な家具屋さんというものがすごく身近で、そんなに意気込んで箪笥や食器棚やソファを見る、というものでも有りませんでしたので、これは意外な事実でした。
(まあ、価格には人の感覚も入り混じるものですので、明確には言いづらい問題ではあるのですが、概してそうであるようだ、というくらいでお考え下さい。)
我が店の様なフレンドリープライスのお店で、カリモクやマルニ等の家具一流ブランド品をご購入され、それを関東地区まで輸送なさろうとされるお方もいらっしゃるのだそうです。つまり、輸送賃を込みましてもお会計がお安く上がる、ということなのだそうです。
しかしながら、遠距離の輸送はリスクが高く、輸送中に傷ものになる恐れが多いものですから、うちでは厳しくお断り申し上げているとのことです。それでも良いとおっしゃられるのでしたら、又お話は別になるのやも知れませんが、折角の新しい家具が傷物であるなんて、それは悲しいことでありますからね。

そうなのか、それでなのか!と思ったことがございます。
それは、通販カタログなどでベッドやソファ、箪笥などが良く載っているのを目にしたときの疑問が解決されたからです。
商品の写真は勿論掲載されているものの、具体的な材質や機能等が一切記載されていないのに、どうしてこんなものが売れると思っているのだろうか?という疑問です。カタログの写真の色など当てにはなりませんし、せめて何という材木なのか、どういった塗装なのか、それくらいは記載すべきなのではないのか?と思っていたわたくし、これで謎は解けました。
つまりそれでも売れる、そういう訳なのですね。
カタログの商品はひとまずはフレンドリープライス内、気軽にオーダーできる家具はこういった通販カタログ内にしか無いから、感覚で選んでしまえる、そういう訳なのですね。

しかしながら通販カタログ、少々お高いような気が致しますけれど、実際どうなのでしょう?

わたくしは生涯、家具をカタログオーダーなど出来ないからだに成ってしまいましたけれど、やはり皆様方にも、例え短くても何年かはお付き合いする家具ですから、きちんと実際を目にしてお選びいただくのが一番だと思って居ります。
そして、それを一緒にお探しできたら。そんな風におしごとしていきたいなと、常々考えて居ります。

今日の売上げ14万程度、まだまだ、まだまだです。
お正月で何が素晴らしいかって、それはおしごとが早く終わることに尽きるじゃ有りませんか、な日でありました。

初売りです。
わたくしのお正月休みは、1日のみで終わりました。良いのです楽しかったです。ふう。

朝8時過ぎ、お店の従業員入り口のドアを開け食堂に入ると、そこでは小宴会が開かれていました。テーブルには缶ビールやおつまみが広げられ、その回りを顔を赤くした人々が囲んでいるのです。
「あ、朝から?」とわたくしが驚きおののくと、「毎年恒例だよー」と酔うて居られる先輩社員の声。
社会人になるって、大人になるって、こういうことなのかも知れません。
画してわたくしは、朝もはよからビールを口にし、その後酔い覚ましに缶カフェオレを胃に入れて(コップ一杯如きで酔うようなわたくしでは有りませんけれど)、おしごとに励むこととなったのでした。

しかし、朝からお客様は多くご来店下さいますことで、パイプで無い、普通のマットレスの乗ったベッドのお持ち帰りが相次いで2件も有ったり、広告分ソファのお持ち帰りが有ったり(軽トラック所有率の高さを物語るエピソードです)、何かとバタバタする初売りの朝でありました。
お正月くらい、家でのんびりなさっては如何ですか?と少しだけ問い掛けたくなる忙しさを誇りました。いやホントに、お正月からベッドを買っている場合では有りませんて。

今年の目標をのんびりと考える間もなく1日が過ぎてしまいました。別に考えようとも思って居りませなんだが。

閑話休題。

「風とともに去りぬ」読了。続いて他人の書いた続編「スカーレット」を読み始めよう、と思うも、何故か1巻が見当たらずして、停止したままであります。

スカーレットは話の終末で、自分はレットに愛されていたことを知り、また自分はレットを愛していたことを確認します。彼の表面的な冷酷さの奥に、ひっそりと隠されていた多大なる愛。想像もつかないほどの大きくて暖かい愛情に気付いたときには、既に時は遅かったのです。
レットは彼女の元を去ると発言し、そしてそれが本当にならない筈は無いと彼女は感じ取ります。彼女は深く暗い絶望の渦の中、再び彼の愛を勝ち取り這い上がっていくことを決意します。

スカーレットは強くて美しいです。
わたくしは弱くて醜いと思います。

わたくしは愛されていたのだろうか?
酷く罵られていた日々は、実際愛の言葉を綴る日々だったのだろうか?
それすらわたくしにはわからないのです。何もかも終わってしまった今になっても。

愛されている、愛されていたという事実があると、人を強くしてくれるかもしれませんが、実際わたくしにはもう、そんなものは必要有りません。

もう辛くないのです。


今日の売上げ4万5千円、初売りの癖に大したことなく少しガッカリ。明日からまた、頑張りましょう。

お徳用クッキーの缶を丸ごとひとりで食べつづけたりなどしております。

毎日毎日、激務に際する疲労で心までもが荒みがちであります。しかし、今日はそんな心に少しばかりの潤いをもたらす光景を目にしてしまいました。
うちのインテリア部では現在、縫いぐるみのような、くまやねこ、いぬの形をした抱き枕が密かなヒット商品なのですが、それに続いて、この度ティッシュカバーも取り扱いを始めました。今度の動物はシベリアンハスキー、アライグマ(しかもラスカルと名指し)、柴犬であります。
今度の広告で出るためなのだか良く判りませんが、社員でそのティッシュカバーを移動させるため、5人で連なり、順々に投げ合っているのです。
いい年こいた成人男性(25〜40代半ば)が、妙に活き活きと明るい表情で、可愛らしい縫いぐるみを投げ合っているのです。かなり疲れているくせにやけにきびきびと仕事をこなす彼ら、その光景は何故だかわたくしに勇気と活力を与えてくれました(多分)。

本当は、ちょっと参加してみたかったのだけれど、定員オーバー。

閑話休題。

今現在、懐かしの恋愛ドラマのレビューのようなテレビ番組を垂れ流しにしているのだけれども、やはりわたくしにも懐かしみを与えてくれますね。

「高校教師」が放送されていた頃、丁度わたくし女子高生で(中学生だったか?)、勿論あのような恋路に激しく憧れを抱きました。その頃、男性教師に恋心を抱く女子生徒、多かったような気が致しますわね。わたくしも例に漏れずして。

「愛しているといってくれ」が放送されていた頃、丁度わたくしはストレート・ロングで、常盤貴子のようなさらさらの美しい髪になるべく日々努力を重ねておりました。今見てみると、ものすごく鬱陶しい髪型ですことね。

「ビューティフルライフ」が放送されていた頃、丁度わたくしはカットモデルなどをアルバイトで致してみたりして、美容師さんと恋に落ちるのも素敵だなあ、等と思っていたりしました。今考えると、もう、真っ平御免でありますことね。

このように、ドラマというものはその時のわたくしを思い起こさせ、指し示すことすら出来てしまうものなのだなあ、と改めて感嘆するのでありました。

未熟で初心だったあのわたくしが、今や心荒んだ社会人。思い出のドラマも増えているはずです。多くの思い出を語るようにもなるはずです。
少しだけ淋しさもおぼえました。

今日の売上げ5〜6万、細々と仕事をしておりますれば獲得してゆけるこの売上げ、ここぞとばかり頑張りましょう。

明日は大晦日パーティに出掛けます故、今世紀の更新はこれでおしまいであります。
皆様どうぞ良い新世紀をお迎え下さいませ。
それでは来世紀にまた、お会い致しましょう。
ファミレスのハンバーグが妙に恋しかったりしました。

結局のところ世の中お金かしら、と思います。
勿論、わたくしも伊達に23年も人生送っておりませんから、お金で買えないものも沢山存じております。お金より貴重なものも存じていますし、お金の価値が無くなるとき、そういった事も想像出来ます。
しかしながら、お金は力なのです。お金は権力なのです。それを痛烈に感じたことが有るのです。
わたくしはその時、とてもお金を欲しました。自分を安定させるため、何かを守るため、幸せになるため、我慢をしなくても済むようにするため、お金が有ればこんな思いはしなくても済んでいたのだ、そう思いました。
物が欲しかったのでも、贅沢をしたかったのでも有りません。ただ、お金が有りさえすれば、わたくしはこんなに悩むことは無かったのではないだろうかと、そう思ったのです。
結局は諦めたことを後悔はしていませんが、今でさえ、わたくしにお金が有ったのなら事態は違っていたのかも知れない、そう思います。

わたくしが本当に欲しかったものは、勇気とか忍耐とか、そういう前向きな力だったのかも、知れませんが。

閑話休題。

今日は学習机を2台、お買い上げ頂きました。1台は今年の新品分、1台は去年の展示が残った分であります。
殺し文句は?と聞かれましても、結局は必要なものだからお買い上げになるだけですものね。わたくしはそれを後押しして差し上げるだけのことなのです。
どちらのお客様も以前に接客させていただいた方達であられまして、蒔いた種を収穫した、そんな気持ちになりました。しかし、もう一度ご来店頂いてお買い上げ頂くって、とても嬉しくって堪らないことであります、そう思われません?
新しい机が嬉しい新一年生のお子と同じだけ、わたくしも嬉しいのでありますことよ。

今日の売上げ17万、年の瀬でありながらなかなかのものでありますれば、明日よりもより一層の努力をして参りましょう。しかしながら事務的作業もお忘れなきよう、何故なら年末であるとともに月末でありますから。

今日の日記

2000年12月26日
今年最後のお休みでした。

朝ぐうたらと寝ていたら、予告どおり運送会社がやって来られて、荷物を置いていきました。
通販でお洋服をお買い物。黒のタートル、ブルーのセーター、ベージュに紫のラグラン袖のトレーナー。これは、お安いお得なお買い物でした。

あいも変わらず「風とともに去りぬ」を読み続けています。ようやく、スカーレット・オハラが三度目の結婚相手に変節漢レット・バトラーを選んだところであります。不幸の始まりとも言うべき。

名作というのは、人生において何度か読み返すべきだろうと思っています。何度読んでも新しい感銘を受けるものが名作と呼ぶに相応しい、そう思っています。
わたくしにおいて名作とは、勿論先に挙げた「風とともに去りぬ」もそうですが、その他にも「源氏物語」、これが生涯のマイフェイバリットです。
実は、10年来の恋心です。大学の卒業論文は源氏物語についてを専攻致すくらいの思い入れであります。
読み返すたび、泣き所が変わってしまうのです。誰を重点的に読むかが変わってしまうのです。時とともに変わってしまうわたくし、変わらず感銘を与えてくれる物語、しかしその感銘所は読み返す毎に裏と面をひっくり返すように変わってしまうのでした。
恋とか愛とか家族とか子どもとか、男とか女とか仕事とか自分とか、色んなことを考えるのにおいて、わたくしのファウンデーションはどうしたってここに有るのです。

次は「源氏物語」を読み返すこととしよう。新規開拓の必要の無いマイベストチョイス。

閑話休題。

クルマ屋さんに出掛けました。

来年3月車検に向けて、新しいクルマの購入を考えており、以前より気になっていたトヨタのデュエットを見に行って参りました。
「現物は何処ですか?」と尋ねると、フロアのおねえちゃんが営業マンを呼びつけます。駆けつけた彼は「あっ」という表情をして、挨拶したげです。
どうやら、大学時代の同級生らしいのですが、わたくし全く覚えておらず、それはそれは失礼を致しました。しかしまあ、お話したことも無い訳ですから致し方無いのではと。

クルマを見せていただきながら細々とお話を致しました。そのうちに、彼がベッドの購入を考えていることが判明、勿論営業させていただきました。是非どうぞ!
肝心のクルマは、わたくしとしてはイエローのクルマが欲しいのですけれど、実際下取り時に辛いのではないかとも思われて、躊躇いも有ったりなどします。イエロー、悪趣味ですか?
(本当のところ趣味の問題ではなく、色褪せの問題なのだそうです。レッドとイエローが一番褪色し易いのだそうですね)

明日より大晦日まで休み無く働きますれば、大掃除などする間もなく嗚呼21世紀さん、こんにちは。
いきなり腹痛に見舞われたり。

昨日行ったジーンズ・ショップは、仕事場の販売員さん(パートタイマー・26歳)の旦那様が勤められているお店で、それでそこに行こうと思ったのですが、非常にシャイなわたくしはお店で「旦那様はいらっしゃいますか?」とお聞きすることが出来ず、玉砕して帰宅したのでした。
と言うのも接客してくだすった方が大変素敵で、良い感じの人だったからであります。それはもう、お付き合いして欲しいほどに素敵で。

もしかすると彼が旦那様かも知れません。
もしそうだったなら、本格的に憎たらしいほど羨ましいじゃあありませんか。やっぱり素敵な方というのは、既にお手つきであったりするのですよね。
奥様も面白くって素敵な人だから、それも仕方の無いことなのですよね。

等と、自分を訳もわからず慰めてみたりしています。


最近ソファ担当になったものだから、色々と考えることも有りますが基本的には人任せでいい加減な稼業です。
良いのかと言われれば、きっと宜しくないですけれど、仕方ないです。
来年になったら頑張りましょう(いい加減)。

今日の売上げ20万強、なかなかの調子。
明日はクリスマス・イヴなれば、店長が気遣って下さりいつもより早い帰宅時間を打ち出していただいたものの、特別何をするわけでもなく愛するハムスターと過ごす予定のわたくしであります。

でも、淋しくありません。
お買い物に励むわたくし。

今日購入したものは赤いステッチの入ったベルボトムのジーンズと、これまた赤いマフラー。利かせ色で使いたいのです。

ぼんやりひとりで色んなことを考えていると、時々自分は悲劇のヒロインみたいに、嘆き悲しみ続ける必要があるのだ、と思っているのではないか?という疑問が沸き起こります。

自分は不幸ですからと不幸自慢をする人等は、それほど魅力的であると思ったことはありません。寧ろいつまでも嘆き悲しんでいるようでは只の阿呆だ、そんな気がしています。
自分に酔っている人などに、わたくしは成りたいと思っていないのです。

毎日明るく生きています。そして頑張っているつもりです。そんな自分は割と好いていますが、しかし何処か不自然な気もしています。無理に、考えないように思い出さないように、目を反らしながらその場を遣り過ごしているような、そんな気持ちがするのです。

スカーレット・オハラは難関に立ち向かったとき、いつもこの呪いの呪文を唱えるのです。
「そんなことは、明日考えよう。今は考える時ではない」
その取捨選択の気持ち良さが彼女の魅力だと思っています。そして彼女は、そうするより他に強く生きていく術を知らないのです。

しかし、わたくしのこの問題においては、それが正しいとは思えません。やっぱりそんなのでは、自分に酔いしれて生きているような気になってしまうのです。

それでも、考えないように生きることしか、今は出来ないのではないかしらと、今日もまた自分を慰めて抑えつけて誤魔化してしまうのです。

閑話休題。

マルニとカリモク(家具一流メーカー)のホームページを検索して、家具のお手入れ方法の知識を見に付けようというもくろみ。
手が込んでいて素敵なページなのだけれど、画像が多くて重くて時間が掛かるのが難点であります。へっぽこマイパソでは耐え切れずして回線が切れてしまうのでした。相変わらず調子最悪でございます。
マルニの方しか詳しく見れませなんだが、家具の選び方なんていうコンテンツも充実。割と楽しめましたし、学習机の紹介などもされていて、勉強にもなりました。

矢張り良いものというのはそれだけの代償、即ちお金が掛かるものです、このことをはっきりと教えてくださるなと。全ては値段分、そんなことは当たり前なのです。

今月は成績が余りにも調子が悪く、年末ゆえこれから家具をお買い上げ戴くには時期も折悪しく、願いは来世紀へと託されるのでありました。来世紀なんて言うと、永遠に来ないような気持ちになりますけれど、実際はもう、目の前です。
呑みに行きました。

職場の先輩社員と、以前うちのお店にいらして今は他店舗に居る主任さん達の、まったく久々の会合にお邪魔させていただくことに。

主任さんとは初対面であったのですが、あちら様はわたくしの顔はご存知だったそうです。会議で見かけたとのこと。悪目立ちしているものですから。
白くて木目細かくて綺麗なお肌をされてました。年齢が一回り(主任さんは34歳・既婚、わたくし23歳・ちなみに未婚)違っていたのですが、矢張り男性は30過ぎが素敵です、という10年来の持論を強めるのにじゅうぶんなナイスガイ(既に古風げな言いまわし)であられました。

お酒はとても好んで呑みます。ビールもカクテルもチューハイも好いています。余りにも濃いお酒は呑めませんが、低アルコールなお酒をたっぷりいただくのを一番としております。
其の上良く食べます。恥も外聞もかなぐり捨てて、かなりの量をいただきます。今回、ベーコンと野菜のピザ2切れ、フライドポテト、鰹節と鮭の入ったチャーハン、フルーツ、そして最後に釜揚げうどんをいただきました。

お酒が入ると気が大きくなってしまい、普段は一応言わずに済ませるようなこともさらりと言ってしまうようになります。気分がとても良くなって、エンターテーナーに成ったかのように、毒舌で人々を楽しませることを喜びとするのです(通常も其の気は有るものの)。
言い過ぎてしまうことも有りましょうが、取り返しのつかないほど酷い発言を致さないほどの常識とわが身可愛さも忘れずにいられますから、大丈夫。
お酒が呑めない方も同席していたのですが、既に哀れさを感じています。こんなに気持ち良くさせてくれるお酒が呑めないとは、不憫以外の何者でも有りませぬ!

只、お酒を呑みますと自棄酒をしたあの頃の辛さを思い起こしたり致しますから、ほんのりと悲しみにのまれそうにも成ります。
うら若き乙女が自棄酒とは、何とまあ。

久々の呑みは、明日がおしごとであられる先輩社員のことも考慮し、2時過ぎにはお開きに。
本当は海鮮珍味などをいただきたかったとの願いは次回に持ち越しです。

愛するハムスターがトイレで寝起きをしているのを発見し、愕然としつつ眠りに就きました。

今日の売上げ4万強、今だ学習机の接客に慣れておりませなんだが、日々練習を兼ねてお客様にあたりまくれの精神で頑張っていきましょう。
妙に肩から背中にかけて痛い一日でした。

おしごとは一応、9時出勤になっています。
しかしながら、9時きっかりに出勤することなど出来るはずもなく、8時過ぎにはわたくし、制服に着替えお早う御座いますを述べているのです。
帰宅は閉店が8時ですから、其れから幾らかの作業をして早ければ9時。遅いときは10時にも11時にもなります。
この、労働基準法をはげしく無視した過密労働はなかなか体にこたえます。

最近は閉店後、組み立て家具をせっせと組み立てています。
今では、その辺のお嬢さんの中では一番に組み立てられるであろうほどに成長致しました。カラーボックスなどすいすい、お手のもので、説明書無しでも組み立てられます。
良く間違えて組み立てなおすのも事実ですが。

重い荷物も良く運びます。ある程度までなら人を呼ばずに自分で運ばなければ、仕事がこなせないのであります。
此れは…と思うものでも、要は要領であることもわかりました。馬鹿と鋏は使いよう、なのです。

華やかそうな家具販売も、実際はハードで地味で肉体労働です。其の上話術とか、醸し出す雰囲気とか、内面まで望まれるのだから難しい話ですよね。

其の上家具屋さんのおしごとだけでなく、他の部門の電話応対をしたり、お客さんをしたり、暇ながらも走り回る毎日です。

明日は先輩社員(既婚者・未婚者各一名)からのお誘いを受けまして、呑みに出掛けます。他店舗の方が遊びに来られるそうなので、便乗させて戴くのです。久々の呑み、うれし。

今日の売上げ10万弱、少しだけ調子が出てきたようで有りますれば、どうか明日も何とか売らせて下さいと願う気持ちで頑張りましょう。

誠実が渦巻いている

2000年12月19日
二日間さぼりました。

毎週日曜日は基本的にお休みしようと思います。閉店後に会議が行われるため、帰宅がひどく遅くなるものですから。

一度日記をしたためたのですが、日付を間違えたためエラーとなり全て消えてしまいました。
悲しみの渦の中、わたくしはもう一度此れを書いています。

そう言えば、デスクマットを眺めていたとき「デジタルモンスター02」のものが有ったのですが、各デジモンにあおり文句が有ることに気付きました。
はっきりと覚えておりませなんだが、羽ばたく希望であるとかきらめく何とやらであるとか、何だかそう言うものです。
其の中に、ひとつ首を傾げねばならぬあおり文句を発見してしまいました。
「うずまく誠実」
誠実は渦巻くものだったのですね。
何だかどす黒いものを感じずには居られません。
日本の良い子達がこういう日本語を覚えていくやも知れぬと思うと、一度は国語教師を志したこともあるこのわたくし(実は免許も所持しております)、心が痛むのであります。

偽善者振るのも得意であります。

一度書いたことをもう一度書くのはかなりの苦痛でありますれば、今日のところは此れでどうぞご勘弁下さい。

明日からも、お洋服とお食事と、マイペットハムスターのため厭なことも我慢しいしい、頑張ります。
何だかやる気が出てこなくなって参りました。

ひとつ上の先輩社員と休憩中に談笑致しました。ひとつ上と言っても社会人歴は5年、大先輩でいらっしゃいます。其れで居ながら遅生まれのため生まれた年は同じなので、何だか親近感も沸くというものです。
クリスマスや誕生日のパーティの話をしながら、何とはなしに結婚はいつまでにしたいか?という話題になりましたのです。
「そうですねえ、30歳までですかねえ」
わたくしのこの意見は、子どもを産むならまあ此れくらいまでが限度ではなかろうかという観点から生まれたものです。
しかし本意としては、結婚なんてしたいとは全く思ってなど居ないのでした。

人間長く生きていると色々経験するもので、素晴らしいことも厭なことも、其れなりにたくさんやって来ました。
特別辛い人生だと自分を悲観する積もりは有りませんが、普通の人間ならば先ず間違い無く苦しみ悶えるだろうという問題も乗り越えてきました。
自分は惨めだと思うことも有るけれど、其れでもわたくしは何とか這い上がって来た、その第1歩を今踏みしめつつあると思って居るのです。
その苦しみについてはここではまだふれられそうに有りません。実際はまだまだ癒えない生傷であるからです。

本当なら、苦しみを分かち合うのが夫婦なのだろうと思います。落ち込んだとき、苦しいとき、何処かで支えていてくれると思えるのが夫婦だと思っていたいのです。
しかしながら、今現在、誰のことも信用したく有りませんから、結婚などできるはずが無いのです。
腹を割って言うなれば、人の面倒など見ていられぬ、というのが本音であるやも知れません。誰かのことなど、支えてやる余裕など、わたくしの何処にも見出されないのです。

先輩社員は男性ゆえ、いつでも良いけれどやっぱり、暫くは考えられないというようなことをおっしゃっていました。
お互いまだまだ若いです。
わたくしはまだまだ、ぐんにゃりと生きていきたいと思って居るのです。

一生ひとりでも構わないかも、知れません。

でも、このおしごとを一生続けていくかと言えば、其れについては又別のお話であろうと思って居たり。いつかは転職するだろうと。

今日も売上げはゼロ。やっぱりやる気が出てません。明日こそ頑張りましょう。

時代遅れズ

2000年12月15日
考えたら今日はお給料日でありました。

賞与を頂いたばかりなのであまり意識をしていませんでした。何とまあ優雅な暮らしぶり。

5キロほど離れたところに、家具屋さんがオープンしました。今日はその初日、かなりの人出が見込まれます。
今まで、これと言った競合店が見当たらなかったので、何となくぐうたらしていた我が店ではありますが、今度のことはやはり大打撃を受けるであろうと予測し、対策を練ることにしました。
とは言っても実際にどういうお店かを見に行かなくっては何も始まらないので、早速オープンの今日、お休みであったわたくしは行ってみようと思っていたのでした。

店長と部長が、わたくしが今日、おしごとがお休みであることに気付いたときにこのようなことを言ってらしたのだそうです。
「今日偵察に行くかどうかで、やる気が有るかどうかがわかりますな」
そんな密談をしていたとの情報を耳にしたものの、別にやる気が有ると思ってもらわなくても良いのですけれど、と思うと同時に、何だそんなことでやる気が有ると思ってくれるのかしら単純だわ、等と思ったのでありました。試されているのです、新入社員。
楽勝ですこと人生は。そして、下らないですことね。

お店は1000坪の広い敷地、それはそれはゆったりとディスプレイされていらっしゃるのでしょうねと考えながら入店すると、入りしなに目に入るのは妙な犬や猫等の置物。インテリア雑貨も取り扱うとは聞いていたけれど。
一番見ておきたかったソファは、市民ホールの客席か何かのように一方向にずらりと並べられ(しかしながらこれが大変な量であることを付け加えて置きまして)、幾つかはパック陳列されてはいるものの、妖しげな中国風だったり、一昔前風であったりと若いわたくしの心を掴むには何だか違和感を覚える陳列でありました。年を取っても判らないでしょうし、判りたくありませんが。
……非常なお金持ちや成金趣味の方なら、好まれるのやも知れません。

あんまり恐れるに足らないような気持ちを抱え、そこを後にしました。

ところで今日はパーマネントウエーブを髪にあててみたのですが、これまた大変な時代遅れヘアーに仕上がってしまいました。
来月になったら又美容院に行くことにします。

来月はもう21世紀になりますね。
子どもの頃、21世紀と聞くと、科学文明が素晴らしく発達していて、クルマが宙を飛び犬猫は人語を話し、食事は錠剤や液体になりお金は全てカード、のような生活になっているのだろうという気持ちがしたものですが。
随分近づいて来ているのかも知れません。
年は取るものです。

明日も頑張ります。

唇を

2000年12月14日
暖かいお紅茶が日々の日課と成ってきました。

最近わたくしには「靴下禁止令」が施行されました。
通常わたくしは、全くのべた靴かつま先も踵も同じほどの高さの有る厚底靴に靴下を履き、ばたりばたりと歩き回っているのですが、先日部長がお越しになられた際に「其れは止めなさい」と注意を受けたからであります。
それで、仕方なくストッキングを履いておしごとに励むことと成ったのでありますが、靴は相変わらずべた靴か厚底靴です。

本当ならわたくしとて、華奢なストラップだったり、つま先がはげしくスクエアだったりする靴を履いておしごとを致したいです。
けれども、そんな靴を履いて脚立にはまず登れないでしょうし、かけ回ることも出来ないでしょうし、重い荷物に踏ん張りきることも出来ないわけです。先ず間違いなく、こけてしまうでしょう。

結局はわたくしが女性として負けていると言うことなのですが。
マスカラも香水もさぼっているわたくしは、一生こういう感じに生きていくのでしょう。
せめて、唇を光らすことは忘れないで置こうかと。

今日の売上げもゼロ。
ちょっとやる気を無くしかけつつある?
ふわふわのファーのついたコートを着るのに相応しいほど、寒くなって参りました。

そろそろと、学習机のシーズンに突入しつつあります。
えっ、もう?という声も聞こえてきそうですが、実際はもっと早く展開されるべきものらしいのです。これまでに何度と無くお客様に問われたことを思えば、決して早くは無いのでしょう。
しかしながら、昨今の学習机はまったく素晴らしい進化を遂げています。ライトひとつ、ワゴンひとつ、本棚ひとつ取っても一々様々な機能が付加され、如何に長く使えるか、如何に子どもが使いやすいか、如何に子どもに優しいかが研究され尽くして居たりするのです。
其れはもう、腹立たしく思えるほど。

おじい様おばあ様がお孫さんに学習机を、と言う話は良く有りますけれど、予算は10万くらいかしらね、なんて言われたり等致しますと、嗚呼近頃のお子様は何とも贅沢なことですねえと感心致します。
どちらにせよ10年も経たない内に飽きるでしょうけれど。

しかしながら、買って頂きたいという意気込み満点、じじ心ばば心、失礼ながら利用させて頂きます。

閑話休題。

世の中には話をしているだけで何だかこうむかむかと、一々癪に障るようなことばかり言いなさる人間等が存在するもので、そのような方と日常的に接するような毎日は大変な圧迫を受けるので有ります。うんざりする感情を抑えつつ冷静に対応致しますが、わたくしとて普通の人間でありますれば、時々は面に出すことも無いはずがありません。
出来ればこのような方とは話をしないのが一番、其れが不可能とあれば聞くような振りをしてその場から速やかに立ち去るのみ。
社会人と成り、このようなことばかり長けてきたような気が致しますと、少しばかりの悲しみを胸に思うのであります。

今日の売上げ1万2千円程度、一体どうしたことやら絶不調、明日こそはと意気込むもはかなく散るのみやも知れぬとて、先ずは何とか頑張りましょう。





今日は久方ぶりのお休み。

毎度のように休みの日は家でぐうたらとするか、街へ買い物へ出掛けるかふたつにひとつという暮らしをして居ます。誰かと会うとかしないのかとおっしゃるやもしれませんが、生憎お会いする方もおりませんし、そんな余裕も御座いませんもので。
折角のお休みまで人に占領されるなんて全く御免なお話であります。
ただでさえ、人相手のおしごとをして居ますから、人疲れには只ならぬものを感じて居ると言うのに。

アイモカワラズ、スカーレット・オハラはわたくしの心で輝き続けています。そして彼女を愛し、また彼女からも愛されたレット・バトラーのような人に、いつの日かわたくしも逢いたいと思うのであります。
レットは素晴らしく「良い男」と言うに相応しい人だと思って居ます。「好い男」でも構いませんが、けっして「善い男」では無いことを付け加えて置こうかと思います。
こんな人に出会って愛されて一生を遂げられたらと思いますが、レットのような人は、わたくしなど愛すどころか見向きもしないであろう、そう思って居ます。わたくしのような、潔くも気丈でも有らぬ女などには。
其れでもいつの日かは、等と思って居るわたくしなどは、永遠に少女趣味と言われても致し方ないのかも知れません。

今日の日記は全くもって家具販売とは縁遠い内容で有りましたけれど、まあそのような日も有るということで。

NaruToさん、お気に入り登録ありがとうございました。

明日からまたおしごと、自分の売上げも勿論大切ですがより大切なるは全体の利益、言うなれば助け合いの精神であります。歳末におこなわれる運動みたいな心意気で、更に頑張りましょう。
矢張り無沙汰をしておりました。

売り出し期間中は毎日8時出勤、夜は10時帰宅というちょっとしたハードスケジュール。連勤が続くと肉体的にも精神的にも参ってしまうのでありました。

しかも、期間中に本部の部長が店まわりにお越しになられたりして、忙しい土曜日に何故か4時間もお話を致したりしていました。
わたしは非常に珍しい女性社員なので、社内でもひどく目立つ存在で、それなりに期待なども受けてプレッシャーも大きいのです。社長御自ら「あの子は元気?」と部長にお聞き下さるほどの悪目立ち度です。

「あなたが辞められたら困るからね」
でも、本当のところはわたくしなどは単なるマスコットガールのようなもので、実質的に仕事をこなすのは力有る男性社員だと、わたくしは思っています。結局わたくしなどは、企業のグッドイメージのための、ひとつの駒に過ぎないということを、何となく感じ取っています。
良いでは有りませんか、男性ばかりの場に華やぎを持たせ、張りつめた空気を緩和させる立場、そう悪くは無いでしょう。あたかもレースクイーンのようでありますでしょう。
それでも結局は、わたくしなどは駒に過ぎないと思っておりますから、度を過ぎぬほどの態度を示すべきだと思っております。わたくしに致しましても、それなりの生活をするためのひとつの手段に過ぎませぬ、このおしごとなどは。
ですからこのおしごとを辞するときは速やかに美しく、後を濁さぬよう去りゆく所存であります。

そういう感じで毎日は過ぎ、疲れのせいかポルノグラフィティの「サウダージ」で涙を流したりも致しましたけれど、ついに明日こそは素晴らしきかな休日を迎えることに相成ったのであります。うれし。
二巻まで読み進んだ「風ととも去りぬ」、読了へ向けて一層読み耽ることに致しましょう。

わたくしは、スカーレット・オハラに成れますでしょうか?

今日の売上げは0、まったくのゼロであります。何だか電話応対に追われて妙に忙しい一日でありました。折角の売り出しもあまり売上げを出すことも出来ず、今後に期待がのしかかります、頑張りましょう。

今日の日記

2000年12月7日
協賛セールで朝8時に出勤致しました。

と言っても起床が7時35分だというのは、記録的であり驚異的なことのように思われます。あ、歯も磨きましたし顔も洗いましたよ?

一生懸命お客様について接客する毎日。随分慣れてきましたし、随分成長したかななんて思っちゃいます。

しかしながら、自分で気付くほどの多大なるわたくしの欠点のひとつに、決めて差し上げられない、ということがあるのです。
お客様があーだこーだ悩む前に、悩む選択肢を与えないのもひとつのテクニックと言えますが(結局最初のものに戻ることも多いものです、言ってしまえば時間の無駄ですね)、それでも悩ませてしまった場合、販売員としてはどちらかを猛烈にプッシュして「決めて差し上げる」ことも、とても必要になるわけです。

今日のお客様はお子様の部屋に置くための箪笥を選んでおいででした。らくに引き出せるスライドレールつきがやっぱり便利よねと、はっきりと意思を持ってらっしゃいました。
いいえ、箪笥自体は一長一短ございますから、その中で機能、外見、大きさ、お値段などを比較考証し、大体どんなものが欲しいのかをおっしゃって下されば、何とはなしにこれがお勧めですよと申し上げることが出来るのです。それは、わたくしも出来るようにはなりましたのですが。
箪笥の大きさでお悩みになられたときには、何と申し上げてよいのやらさっぱりすっきりわからないのです。

家具なんて言うものは結局、場所に収まるか収まらないか、最後にはそれに尽きるような気が致します。どんなに素晴らしい機能が付き、煌びやかな外見を持ち、誰もが欲しいと思えるようなブランド性を保っていたとしても、部屋に収まらなければ無用の長物です。どんなに気に入ったとしても結局は場所、スペースの問題なのです。

お客様は89センチ幅と、103センチ幅の箪笥のどちらにすべきかを激しく悩んでいらっしゃいました。しかしながら場所という点ではどちらでもクリアしていた以上、勿論大きなサイズをお勧めします(単価も上がるから)。
しかし、お客様が悩んでこちらにしようかしらあちらにしようかしらとおっしゃる度に、意思のぐらつくようなことばかり、ついつい申し上げてしまうわたくしだったりするのでした。
こんなときこそ、強気で決めて差し上げられれば無駄な時間を割くことも無いのに、等と思うわけです。何か気の利いた言葉でもかけて差し上げられれば、もっとスムーズに決めていただけるのになあ、と。

まあ何というか、こちらとしてもその方がとっても助かるわけなのですけれどね、時間短縮というか何というか…無言が辛いお年頃、何だか馬鹿みたいなことまで喋ってしまうんで喉も乾くのですよ。

今日の売上げ約14万、今日一日では順位は2位でした。まあまあです、明日も頑張りましょう。

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